旦那のお家に行くと、
旦那のお母さんと妹ちゃんが息子の手を引き、
パパの所に行こう〜
とお仏壇の前に連れて行く様になった。
まだまだ自分がされた事が消化出来て居ない私はそれをされる事がとても辛かった。
私は旦那にされた事、
今でも辛く苦しい事を隠して生きてる。
悔しくてどうしようもなくて、
共通の知人も多い不倫相手を許せず、
周りに本当の事を全て話してやりたかった。
そんな想いに駆られる日も何度も何度もあった。
だけど、それをしなかったのは、
息子が後ろ指指される様な事に成りかねないから。
未来ある息子に少しでも辛い思いをさせたくないから。
散々な妊娠、出産を経て、
旦那の子だから大切に守り育ててきた訳じゃない。
私は、私の子だから、
息子を大切に命懸けで産んだ。
だけど、
旦那のお母さんは、私が何をされたか、
もう忘れてしまっているかの様に接する。
それが、苦しかった。
どんなに私が旦那の家族を想っても、
私の事は心から想ってくれて居ないんだと
初めて感じてしまった。
心のどこかで、
息子の事を、あの嘘つきの裏切り者の旦那の子だと思いたくなかったのかもしれない。
亡くなってしまった人に
そんな事想ってはいけないと自制していても、
自分がされた事、踏みにじられたプライド、
全部いくら時間が経っても解決されず、
心に残り、行く宛が無く辛いだけだった。
旦那のお母さんや妹ちゃんは、
勿論悪気無く、
ただ息子にパパという存在を、
お母さんにとっては、
亡き息子が父親である事を認識したいのと、
そういう想いで発していた言葉だと思う。
私と、私の母は、その言葉を聞き、
心のどこかで、
何が父親だ。
父親らしい事何もせず逃げたくせに。
と、本当に正直な心の内にはそんな想いがあった。
それが本当に正直な心の奥底の気持ち。