自分と向き合う為に

子供を産んで一週間後、不倫の末に21歳の主人を亡くしました。
答えの無い毎日、消えない痛み。
誰にも吐き出せない想いを少しずつ吐き出して、本当の意味で前に進める様に。

修羅場

3人で会う事になった

と言っても、勿論堂々と出てくるタイプではない旦那。


夜、先輩の家にいて皆と飲んでる状況で、

私が旦那の車の後部座席に乗り込み待機する。


という強行的な手段。




この時、予定日の一週間前。



お腹が大きくて、なかなか後部座席が狭くてキツかったのを覚えてる。

必死に乗り込み待ってたら、



何も知らず、何も気づかず、

運転席に座る旦那、助手席に不倫相手の女。



この時、不倫相手と私が口裏合わせてたので、

知らないのは旦那だけです。



車に乗り込むとすぐ、

ねぇキスして

と言う旦那。



なんて言うのか、

辛いとか、悲しいとかじゃなくて、

心から引いて、気持ち悪かったのを覚えてる。




暫くして、車を走らせて、

助手席から顔を出した私。



驚き慌てる旦那。



固まった顔で、不倫相手に降りて、と。


勿論、降りず、3人で話そうと。




私から切り出す。


ねぇ、私達、離婚したの?してないよね?



旦那が私の目の前で言いました。

離婚した。今日俺が離婚届出してきた。

と。




本当思い返して打ってるだけで具合が悪くなる。



勿論、勝手に離婚届出したなんて嘘でした。




それから彼の親に電話し、

先輩宅に来て貰う様にお願いしました。



彼に先輩宅まで運転させ、家の前に着き、

私と不倫女が降りた所で、旦那が車で逃走。





それから、旦那のご両親が来て下さり、

うちへ送り届けてくれ、私の両親に泣きながら頭を下げたお父さんお母さん。



親になんて事をさせるんだと、苦しくて辛くて堪らなかった。



何度も何度も謝り、

大丈夫だからと必死に言うお母さん。




それから逃走した旦那とは連絡がつかなくなり、そのまま失踪。



警察に届けを出し、

やっと電話が繋がったと思ったら、


もう俺そっちでやっていけない。

もう俺なんか居ない方が良い。

俺が死ねばお金が入るから、それで暮らして。

お腹の子と暮らしたいけど、俺じゃダメだ。


と言ってた。

このまま自死するんじゃないかと思って、私は必死に説得した。




今大阪にいると言っていた旦那が居たのは、

結局、県内だった。



また嘘だった。