自分と向き合う為に

子供を産んで一週間後、不倫の末に21歳の主人を亡くしました。
答えの無い毎日、消えない痛み。
誰にも吐き出せない想いを少しずつ吐き出して、本当の意味で前に進める様に。

遺された家族達

それから何度も

旦那の家族と時間を過ごした。




遺された家族の気持ちを考えると

どんなに辛く、哀しいか、



そう思うと、想像すると、私まで辛くて



旦那が遺していった息子を見れば、

きっと皆その時だけでも元気が出る。

私に出来ることはやってあげよう。



その時は、素直にそう思っていた。






何度か私と息子で泊まりにも行った。




私の家族と旦那の家族で遊びにも行った。




皆で息子を囲んで笑顔の時間を過ごした。






私にとっては勿論、

皆にとって、息子が太陽。



小さい体で、

皆を誰よりも元気にしてくれた。



一つ一つの仕草に笑いが起き、

声を出すと皆が喜び、寝てても癒しだった。





そんな日々が続いた。


供養の関係で遅れたお宮参りも、

大きな鯉のぼりをあげて貰った初節句も、

初めて迎えた一歳のお誕生日も、



全部、皆で息子をお祝いした。




とても、有難くて、

我が子を愛して貰っている事が嬉しかった。